無事引っ越しも終わった後、祖父が肉をたくさん食えるように鍋をしようと言い出しました。
祖父は肉狂信者で(笑)、いつでも肉を食わせようとします。とにかく肉、肉、肉な人です。
この日も、スーパーでたくさん仕入れた肉を食べることになりました。肉は豚肉です。
祖父が鍋に肉をどんと入れ、それを私が食べる。うまし。入れる 食べる うまし
その夜、下痢をしました。結構激し目です。かなり腹痛があり、熱も出ました。あまりにも症状が酷かったので、翌日に祖父の家の近所にある胃腸科へ行きました。
便の採取を行い、検査をしてもらいました。結果は後日出るということで、その日は抗生剤を貰ったと思います。検査の結果、O-111という大腸菌にやられていることがわかりました。豚肉にちゃんと火が通っていなかったのかなーということで、抗生剤と整腸剤をもらい、数日間たえました。
しかし、いつまで経っても激しい下痢が収まりません。それどころか日増しに量が増え、色も黒っぽくなってきました。夜中にも激しいお腹の音と猛烈な便意で何度も起こされるようになりました。また胃腸科に行き、便の検査をしてもらったところ、もう大腸菌はいないということがわかりました。
先生は、潰瘍性大腸炎の疑いがあるので、すぐに大腸カメラで検査をしようと言いました。私は内心ガッツポーズ!やっとお腹の中が見られるぞ!と思いました。
検査当日、2リットルの下剤を飲み、検査の順番を待ちました。
ベッドに横になり、カメラが挿入されます。ああ、ケツの○女が。。。としょうもない事を考えつつ、カメラの映像を見ていました。先生がカメラを入れて5秒。
先生「これは潰瘍性大腸炎ですね」
画面に映し出されたのは一面マダラ模様の赤色。どこまで行ってもマダラ模様。ずっとマダラ模様。
カメラ検査の結果は全大腸型の潰瘍性大腸炎。生検による結果は後日とのことでしたが、ほぼ確定でしょうとのこと。
後日ちゃんとした結果が出て、晴れて(?)潰瘍性大腸炎患者となりました。ペンタサが処方されました。
母は、もっとちゃんと見てあげればよかったと後悔し、かつ祖父を責めていました。私は、ずっと気になっていた腸が見れたのと、やっと下痢の原因がわかったという事で非常にスッキリしていました。
この時までは、ペンタサを飲んでいれば症状も落ち着くと思っていました。しかし、やはり難病と言われるだけあって、一筋縄ではいきませんでした。
続く
同じ病気を患っている方でギャグコメディ風に闘病記を書いている方がいます。潰瘍性大腸炎の方も、患者ご家族の方も、一度読んでみると参考になると思います。
価格:1,100円 |