こんにちは、テキトー人間です。
今回は、日本一の赤字路線である阿佐海岸鉄道に行ってきたので、その様子をレポートします。
阿佐海岸鉄道は、徳島県の海部(かいふ)駅から、高知県の甲浦(かんのうら)駅を結ぶ10kmの短い路線です。
普段はディーゼル気動車が1両で走っています。もちろんワンマンですし、駅には券売機がありません。ではどこで切符を買うのか?
宍喰(ししくい)駅、この時は工事のため封鎖されていましたが甲浦駅で、硬券(厚紙でできた切符)を買うことができます。それ以外は、現金で払うことができます!
そうそう、切符が硬券なのは全国でも阿佐海岸鉄道だけらしいです。
ちなみに、昔は券売機があったらしいです。なぜ無くなったかと言うと、消費税が8%に引き上げられる際に、消費税8%対応の券売機を用意するお金がなかったからとか・・・
そんな赤字路線の阿佐海岸鉄道ですが、現在DMV化を進めています。DMVとは、Dual Mode Vehicleの略称で、軌道と車道の両方を走ることができる車両のことです。
営業運行は世界初ということで、運行開始すれば話題になることでしょう。そんな阿佐海岸鉄道は現在、DMVの試験運転のため鉄道運行は休止しており、代替バスの運行となっています。DMVに乗れるのももう少し先になりそうです。
【2022/2/21追記 DMVに乗れるようになってました!】
グダグダ語ってもしょうがないのでここまでにして、阿佐海岸鉄道がDMV化する前に乗ってきましたので、紹介していきます!
海部駅から徳島方面の写真。有名な町内トンネルもありました。
そしてとうとうご対面。阿佐海岸鉄道の駅名標です。あっさりしていますね!
こちらは時刻表(見にくくてすみません)です。徳島方面は2時間に一本という超ローカル線です。
こちらは運賃表。一駅250円はまぁまぁなお値段。もちろん券売機はありませんので、バスのように運賃箱へお金を入れる方式です。甲浦駅と宍喰駅では硬券の切符が購入できます。
海部駅から宍喰駅方面の写真。そして少し待っていると、とうとう車両が入線してきました。
阿佐海岸鉄道の入線の映像です。
この時は冬ホタルイベントをしていました。車両は結構さびれています。それでは早速乗車して、終点の甲浦駅を目指しましょう。
車内は電飾が付いています。明るいところでは配線が目立ってごちゃごちゃしていますが、トンネルに入ると結構きれいです。
10分ほど乗車すると、終点の甲浦駅に着きます。
DMV化工事のため、線路は伸ばされていますが、土嚢で行き止まりになっています。
甲浦駅の時刻表です。海部行きは結構あるんですね。
こちらが運賃表。
そして甲浦駅駅舎です。当時はDMV化の工事のため立ち入りできませんでした。
工事中のスロープが見えます。
近くにはいい感じに傾いた観光マップがあります。
この付近は何もありませんね・・・
お次は宍喰駅へ移動します。
宍喰駅の時刻表と運賃表です。
宍喰駅では、伊勢海老駅長が出迎えてくれます。また、駅員さんもいらっしゃるので、阿佐海岸鉄道グッズを購入することができます。
宍喰観光マップです。魚市場の絵が可愛いです。この後、徳島駅へ帰りました。
切符は、厚紙でできた硬券です。このタイプの切符が購入できるのは阿佐海岸鉄道だけではないでしょうか。
そして、海部駅へ戻ってきました。
この後徳島駅まで戻り、堂ノ裏というラーメン屋でラーメンを食べました。
鯛の塩ラーメンです。上に乗っている鯛の皮がパリパリで美味しいです。とても美味しいラーメンなので、徳島に来た際は是非お召し上がりください。
いかがだったでしょうか。日本一の赤字路線・阿佐海岸鉄道は世界初のDMV化が行われるということで、今後また訪れる必要がありますね。コロナが落ち着いてきたら、再訪したいと考えております。
以上、長々とありがとうございました。