毎日ステロイドの点滴は行っていましたが、徐々に便の硬さが戻ってきて、何年もなかった便の感覚を味わうようになりました(笑)
自分の腸も頑張ればこんなのが出せたんだなぁとわかると、難病になる前にもうちょっと早く病院でわかっていればなぁと思ってしまいました。
ここからは毎日穏やかに病院生活を過ごし、とうとう退院の日がやってきました。
最後に体重を測ったところ、なんと47キロ!モデル並みに痩せていました!鏡で姿を見てみると、痩せこけたおっさんが立っていました。薬焼けか顔色も浅黒く、みすぼらしい姿でした。
もう二度とこんなことにならないように、大人しく生活しようとこの時は思っていました。
退院後はステロイドの錠剤を毎日飲むように言われました。また、ステロイドの離脱は難しく、症状が治った人でもステロイドを減量すると再発する恐れがあると言われました。食事も制限があり、脂っこいものや酒などを控えるように指示がありました。
幸いにも大学は夏休み中だったので、家での療養に専念することができました。
幸い、ステロイドの離脱も問題なく、現在のところ寛解しています。これ以降下血もありません。私の場合、漢方を飲んでいるせいもあるのかもしれませんが、再燃することはなく安定した生活を送っています。
無事に大学も卒業し、現在は某自動車メーカーで働いています。食事制限もせずに普通の生活を送ることができています。
潰瘍性大腸炎は難病で、完治することはないですが、私は運が良かったのか、ペンタサのみの投薬で済んでいます。
潰瘍性大腸炎だと診断された方は不安で仕方ないと思いますが、現在では様々な治療法が開発されています。どうか焦らないで、じっくりと治療を行ってください。
以上で、私の潰瘍性大腸炎の体験談をおわらせていただきます。このあとまた別の病気を患ってしまいますが、それはまた別で書かせていただきます。
同じ病気を患っている方でギャグコメディ風に闘病記を書いている方がいます。潰瘍性大腸炎の方も、患者ご家族の方も、一度読んでみると参考になると思います。
価格:1,100円 |